一般財団法人石川県芸術文化協会は、県内の芸術・芸能・文芸及び生活文化の普及振興事業を行うことにより、伝統文化の継承と新たな文化の創造を図り、地域の文化振興に寄与することを目的として、1996(平成8)年9月20日に15団体で設立し、1997(平成9)年6月10日に財団法人に、2014(平成26)年4月1日に一般財団法人となりました。加盟団体は、2022(令和4)年3月現在で50団体に増加しています。
1997(平成9)年には、文化庁芸術祭石川公演を、「伝統の大地に創造の風」をテーマに開催しました。
1998(平成10)年には、次代の担い手たちに研鑽の場を提供することを目的に「秋の芸術文化祭」を開催し、2002(平成14)年には「いしかわ芸術文化祭」と名称を変え、以後隔年で開催しています。
1999(平成11)年10月には、「第1回ビエンナーレいしかわ秋の芸術祭」 を実施、14団体が参加し、石川の芸術文化を県内外に発信して好評を得ました。以降、県内最大規模の総合芸術祭として隔年で開催しています。
2016(平成28)年には、設立20周年記念事業として、石川の伝統芸能を代表する名手が共演し、石川が誇る文化を未来に継承する舞台公演「いしかわ芸能新時代 花舞台〜至芸競演の秋〜」を開催したほか、20周年記念誌を出版しました。
新型コロナの影響を受けた石川の伝統芸能の維持、継承につなげる狙いで、石川県から委託を受け、2020(令和2)年度に「いしかわの伝統芸能WEBシアター」、2021(令和3)年12月に「いしかわの伝統芸能プレミアムシアター」を開催しました。
今後もこうした事業の展開を通じて、伝統に培われた石川の芸術文化に磨きをかけ、新しい文化の創造と発展に積極的に挑戦しています。